訪問診療・訪問看護・訪問介護・訪問リハビリ・訪問マッサージ・訪問理容・・・ 医療保険、介護保険、自費での訪問サービスは多々ある。 1次、2次ってのは、医療圏の”範囲”ことを指してたり 1次予防、2次予防っていうと、疾病の”段階”の話だったりする。 ”○次”の使い方は難しい。
僕が訪問サービスを”0次救急”って表現したのは、 一次救命処置がBLSで 二次救命処置がACLSならば 零次救命は”訪問サービス”かな思ったのです。
さあ、訪問看護についてだ。
訪問看護師はマイノリティか。 看護師数166万人中5万人だ。めっちゃマイノリティ。 訪問看護は医療の最先端か。 否、最新の治療も最新の手術も自宅で出来るはずない。 在宅医療にそんな役割はない。 ”普通に”、”いつも通り”、”住民が思うがままに”過ごしている、 そんな自宅に行って、法律や条例や介護プランや在宅サービス関係者との調整を図りながら出来ることをするだけ。
ただ、自宅での”普通”、”いつも通り”って、週1、週2バイタルサイン測って、現病歴から現在の症状コントロールできているか、日常生活に支障が出ていないか見ていくんだ。 日常生活に支障をきたす”何か変”は訪問ならではかな。 ”何か変”の後には、大体ネガティブな事象が起こる。だから、”何か変”は大事だと思ってる。
それは、医師も、看護師も、介護士も、マッサージ師も、美容師も、気付いた人がしかるべき医療者に連絡するように できている。 マニュアルはないのに。 在宅医療・介護って見えぬところで、網の目のように張り巡らされていて、できるだけ、手の届く方々が変わらぬ日常生活を送れるシステムが構築されてる。
多分、病院に受診する前、救急搬送する前の状態で自宅にステイ出来ているんだと思う。 または訪問看護中に救急搬送することにより、病院で早期治療を実施し、社会復帰できることもある。
やはり0次救急なのかなって思う。
特に、新型コロナウイルス在宅療養者の方が増加したときは、訪問サービスは要であったと思う。 病床を逼迫させない、保健所業務を正常に機能させる。そんなところに寄与していたはずなんだ。 僕は、何の数字も出せないけど、きっと偉い人が根拠とともに、訪問サービスの有用性を証明してくれるはず。
その中で、亡くなる人もいる。 最後は自宅で迎えたいって。もう、治療はしないよ、家族といたよって。
そして、それが叶わない人・地域があるならそれは社会構造のエラーでしょう。 そのエラーを正すのが、僕らでしょう。 そんなこと考えてるけど、自分の事業所はまだまだ未熟な点が沢山あります。 だから、こそ、周囲の地域の事業所、関係事業所と普段から連絡取り合って、声かけあって、顔見せあって1人ではできないこと、1会社ではできないことを地域で実践していくことを意識しています。
no border 地域、年齢、人種、宗教、その他 何にも縛られず、
過ごしたい家で過ごせるように、これからも頑張っていきます。
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